最近のワーホリ動向
今、私が今住んでいる場所、タウンズビルは、ツアーリズムまたはホスピタリティーの仕事をすることによってワーキングホリデービザホルダーのセカンド(サード)ビザ取得の為の仕事が出来るリージョナルエリアに該当しています。(2021年6月以降から)
なぜセカンドビザ(サード)がとれるようになったか興味ある方は、他の記事で独断と偏見で書いています。
私がタウンズビルに移住した頃(2019年)はまだ、周りの地域のファームジョブをしているワーホリが休日に買い出しに来る以外、ワーキングホリデーの定住者は少なかったです。
タウンズビルはオージーには知名度はある程度ありますが、外国人からは観光地で有名では無いので、知らない人がほとんど。私のオーストラリア在住歴長めの日本人の友達(都市在住)はタウンズビルはご近所さん皆顔見知りな小さな村、くらいに今でも思っています。
実際のタウンズビルはNorth QLDの首都と呼ばれており(QLDの首都はブリスベン)、ある程度のもの(衣食住)に困ることは無く、大都市より地元民が多く、自然豊かな住みやすい街です。都会的な生活をしたい人には向いていないかもしれません。
現在は、SNSでタウンズビルの存在を知り、セカンド(サード)目的で来る人が断然多くなってきています。

↑気持ちのいい the strand のビーチ
また、タウンズビルからフェリーで20分のところにマグネティックアイランド(愛称:マギー)があるので、ユーロピアンヒッピーワーホリ達に人気の島があります。もちろん観光にもおすすめ。

↑運が良ければ、野生のコアラにも出会えるマグネティックアイランド
2022年頃から、私の肌感的にヨーロピアンのバックパッカーが徐々に増え、その後に日本人やアジア人、サウスアメリアのワーホリ達が格段に増えています。
当初のQLDの人気リージョナルエリアは観光地として有名なケアンズでした。しかし知名度が高いケアンズでは人が殺到し、結果仕事が見つからずにタウンズビルに南下して来たワーホリの人達が大半でした。
今はセカンド(サード)目的で来る人は多いですが、短期滞在(ビザ取得の為の所定日数のみ)で人が入れ代わる為、これからセカンド(サード)取得の為にタウンズビルに来たいな、と思っている人達にも、もちろんチャンスはあります。

↑タウンズビルにビーチはあるが、遊泳できる場所が限られているため(シャークやクラゲ被害から逃れるため)海水を用いたプール(名称:Rock Pool)
以下、私がワーホリ時代、現地に行く前に分かる情報があったら嬉しいな、と思う状況をまとめてみました。
仕事

実際どんな感じでワーホリメーカーが現地で働いているか気になるなー。

セカンド(サード)ビザ目的の人は掛け持ちして働いている人がほとんどかな。セカンドビザの労働日数はゆっくりでもいい(またはファーストワーホリのみで良い)から、あまり仕事に重きを置かず、旅行しながら現地生活をゆっくり楽しみたいの2パターンが多いかな。
私が現在働いている場所(ホテルのレストラン)では、フロントスタッフとして働いているワーホリメーカーは2、3個掛け持ちで働いている人がほとんどです。ワーホリの雇用は主にカジュアル雇用が多い為、忙しい時間帯のみや、忙しくない場合は直ぐに帰されたりするので、時間数が稼げない(給料が不安定)ので、複数持ちが基本となっているようです。
朝はカフェ、夜はレストランで働く、というのが上手く時間数を稼ぐ方法の様。ホテルのクリーナー(昼仕事)で掛け持ちしている人も居ます。

実力主義のオーストラリア。ホスピタリティーの手に職系(シェフやバリスタ、バーテンダー等)や、職歴にホスピタリティーの経験がある人はフルタイム(正規雇用だが、ワーホリなので雇用期間の制限あり)で働けるチャンスがあります。
RSA(Responsible Service of Alcohol:アルコール提供責任者)はフロントスタッフ希望なら必須ですので、仕事を探す前に取得をおすすめします。オンラインでも取得可能なので、ある程度英語力があれば簡単に取れます。
現実は、採用されたは良いが、仕事が出来ない、または雇用先の経営状況により、即クビにされる(カジュアル雇用は賃金が高い分、雇用の保証が無い)ので、掛け持ちくらいが生活やビザの為にも丁度良いのかもしれません。

一方で、ホリデー重視のワーホリ達は1年間のワーホリのみと決めており、セカンドビザには興味ない人達(または時間的に稼げたらラッキー)は、ロードトリップしながら一時的に何処かの都市に滞在し、次の旅行の軍資金を貯め、ある程度溜まったらまたロードトリップする為に働いている人も居ます。
中古のバンを改造し、車中泊(キャラバンパーク等に滞在)しながらのバックパッカーはヨーロピアンに多い印象ですが、The ワーホリ感があり、人生で一度はしてみてもいいものかなと思います。(私は2週間のロードトリップもどき、で十分でしたが)
住まい

ワーホリの人たちは、どんなところに住んでいるの?

ワーホリの人が住む方法はいくつかあるので、それぞれについて紹介していくね。
- シェアハウス ← 個人的におすすめ
- バックパッカーに長期滞在(個人の部屋、またはシェアでキッチン、バスルームは共有)
- ホームステイ(ファミリーや個人名義の家のワンルームをレント、キッチン、バスルーム等は共有)
- レント(自分名義で賃貸)+ 誰かとシェアする
- 会社の社宅(従業員用のシェアハウス)
タウンズビルの場合、大都市(シドニーやメルボルン)に比べ、家賃が比較的抑えられている(Bill込み:$200~$300くらいが現在の相場のようです。バックパッカーの長期滞在はやはり金額がもう少し上がりますが、立地がシティのため、交通費や通勤時間を考慮したり、バックパッカーの雰囲気によっては過ごしやすい場合もあるそうです。
私がシェアハウスがおすすめな理由は、同じ境遇(他国のワーホリ者、現地の若者など)が多いので、情報源の一つとなります。シェアメイトと仲が良くなれば、親友になったり、恋人になったり等、ワーホリQOLが爆上がりします。お家でパーティーとかも楽しいですが、合わない人との同居生活はストレスが溜まるので、住みやすいお家に巡り合うには、運任せと根気よく探すしかないですが。。。
最近は運悪くシェアハウスが見つからず、自分達で借りている人も居ますが、友達同士やカップルで一緒に来た人達が多いです。また行動力のある人は個人の自分名義でレントし、シェアメイトを見つけている人も居ます。
賃貸は日本の様なワンルームは少なく(大都市には1 bed roomも多いですが)2bed room や 3 bed roomがほとんどですので、一人で払える家賃の家は少ないです。家具付き(furnished)の物件もまれに在りますがその分賃料も高くなります。自分で一から家具家電を揃える労力とコストは掛かりますが、住まいにこだわりを持ちたい人は頑張って賃貸することもありかも。Facebookのマーケットプレイスで家具、家電一式を揃えることも可能です。
QLDにおけるレント(不動産会社を挟んでの賃貸)は最低6か月または1年となっていて、契約期間未満に退去する場合は、契約期間までのレント代を支払うか、変わりの入居者を見つけなければならないので、金銭的に余裕の無い人にはレント契約はおすすめしません。
ある程度大きな会社のホスピタリティで働くチャンスを得た場合、会社が所有しているシェアハウスに住める可能性があります。利点としては、賃料が安い+職場に近い、欠点としては、職場とプライベートが一緒になりがちで、新たな人間関係が作りにくい。仕事を辞めたら、家も退去しなければならないことですが、素敵な職場+気の合う同僚達との生活なら悪くないかもです。
交通手段

タウンズビルに住む場合、ワーホリで来た人達はどんな交通手段を使っているの?

地元の人達は、車は一人一台必須、の田舎あるあるだけど、ワーホリの人達が使ってる交通手段を紹介するよ
- 公共交通機関(バスのみ)
- 自転車(中古を購入)← 体力に自信のある方におすすめ
- 電動スクーター(新車を自分で購入)
- 電動スクーター(公共のものをサブスク)
- タクシー or Uber
- 車(中古車)← 資金に余裕がある人。QOL上がります。
- バイク(50㏄ 中古車)← 個人的におすすめ
- フェリー(マグネティックアイランド在住者)
タウンズビルのバズは、場所によっては1時間に1本とかの非常に便が良くない為、移動するのに時間的余裕がある場合は可。もしサバーブに住んでいる場合、自分の住んでいる場所と行きたい場所の直通があればラッキー、乗り換えは必須です。未だに現金支払いのみだが、お釣りが無い場合は、無料にしてくれたり、運転手と仲良しになれば、家の近く(家の前)まで送ってくれるので侮れないのがタウンズビルのバスです。
自転車は維持費がほとんどかからないのでお勧めですが、日本の自転車の感覚とは少し違います。基本的にはガチのバイクが主流です。大きい道路だと自転車専用道路もあったりで、車道を走ります。小柄な女性だと、座ったまま足が地に着かない自転車がほとんどだと思います。そしてヘルメット着用必須です。ヘルメット未着用で警察に見つかった場合は罰金必須ですので、要注意です。
ワーホリの多くは、サブスクの電動スクーターが多い印象です。ただ、かなりの割合で電動スクーター利用者は事故にあってますので、本当に気を付けて下さい。こちらもヘルメットがついていますので、安全面で着用して下さい。実際私も乗りましたが、下り坂は思った以上に速度が出て、ヒヤッとします。そして、使用場所の制限があるので、行きたい場所にスムーズに行けなかったりします。
車を持てる資金的余裕があればおすすめです。タウンズビル周辺には素敵な自然スポットが山ほどあるので、アウトドア好きには必須。やはり維持費が掛かり、帰国時に売却するときも希望価格で売れるには時間が掛かる(買取店で安く買い取られる事でよければ)ので購入は慎重に。
最後に私の一番のおすすめは50㏄のバイク(原付)です。バイクの免許が無くても日本で車の免許(国際免許かQLDの免許取得(書き換可))が在れば乗れます。ガソリン代も走行距離によりますが、私の場合は職場の往復(片道10分、週5日+α)で週$10以下でした。
実際、購入費(グレードによるが、車より格段に費用が抑えられる)やRego (税金)+車検代(QLDは任意)がある程度かかりますが(年間$1000~$1500)、移動範囲が広くくなることと、ある程度の荷物は足元に置いて運べたりもしますので、費用対効果は抜群です。また、タウンズビルは晴天の日が多く、雨がひどすぎて乗れない日、は年に数回でした。原付に乗ったことが無く不安な人は、マグネティックアイランドで原付レンタル(1日$50くらい)があるので、観光も兼ねて試してみてはどうでしょうか?
https://Road Runner Scooter Hire – All You Need to Know BEFORE You Go (2024) (tripadvisor.com)
居住エリア

初めての知らない土地だと、住む場所や仕事場所が何処がいいのか分からなくて色々不安だよー。住まいと仕事はなんとか決まったけど、職場まで遠すぎて毎日しんどいとかも聞くし。

初めての土地だから仕方ないよね。今やネットでシェアハウスを先に契約してからタウンズビルに来る人も居るみたいだしね。
実際住んでみないとわからないことも多いし。それにオーストラリアは比較的治安が良い国だけど、やはり犯罪率が高い地域もあるから、犯罪に巻き込まれないように、そのようなエリアは避けた方がいいね。
タウンズビルでワーホリの人におすすめなエリアはTownsville city または、North Word。
North word は私が好きな場所でもある “The Strand” と言われている通りもあり、飲食店やホテルも多く、仕事を見つけやすいことと、シェアハウスやバックパッカーも多くあるので、このエリアで住まい、仕事が見つかれば最も効率がいいと言えます。公共の電動スクーターもこのエリアではすぐに見つかるので、移動手段には困りません。
ただ家賃は若干他のエリアに比べると高いので、車持ちの人は少し離れたエリアの方が生活しやすいかもです。
車がある人は、Cityから少し離れたサバーブも視野に入れれば、家も仕事も探しやすいでしょう。タウンズビルは大きい都市ではないのですが、各スポットが点在しており、例えば大きめのショッピングセンターはCityエリアから離れているので、他のワーホリ達と差別化しながら仕事探し、家探しが出来ます。
そして気を付けてほしいのが、何処の都市でもある治安が悪い地域。タウンズビルではVincent から西にかけて、Cranbrook, Kirwan (East side) が地元民にも避けられているエリアです。地元民は多く住んでいますが、犯罪件数も高い地域なので、おすすめしません。家賃はこの辺りは安いですが、身の安全保障代だと思い、他の地域をおすすめします。
まとめ
タウンズビルはリージョナルエリアに該当してはいるものの、オーストラリアで14位(2023年時)の人口規模の街です。ショッピングセンターもあるので、生活する上では不便さはそれほど感じにくく、エンターテインメント要素としての週末のイベントや、スポーツ観戦も盛んで退屈ではありません。
当初シドニーやメルボルンに行ったものの、都会にはアジア人ばかりでオーストラリア感が無く馴染めなかった人、ファームジョブの様な極端な僻地(車で最寄りのスーパーまで片道30分以上とか)で絶望した人、タウンズビルはその間を取ったような街です。
家賃も都市に比べると比較的にリーズナブルで、仕事探しも激戦では無いので、オーストラリアでファームジョブには抵抗があるセカンド(サード)ビザを取りたい人にはおすすめ。また、シドニーやメルボルンの大都市ではない、ゆっくりした地元のオージー達とオージーライフを楽しみたい人にもおすすめな街です。
コメント