セカンド(サード)ビザ取得の為の仕事は?

ワーホリ

タウンズビルでセカンド(サード)ビザの要件をクリアできる職種

もじゃ
もじゃ

せっかく働くなら英語環境がいいし、ローカルジョブが良いなー

Gecko<br>
Gecko

英語を学んできた人なら尚更、ネイティブだけの環境で自分の英語力を試して、もっと向上させたい、って思うよね。

でも実際、ワーホリがセカンド取得出来る職種では、ネイティブスピーカーだけの職場って意外と少ないよ。

もじゃ
もじゃ

確かに、オーストラリア人では補えない職種が、リストに入っているんだもんねー。

Gecko
Gecko

そうなの。でも実際はどこの職場も英語が共通語だから、英語力は必須だよ。ほとんどの職場が多国籍で、同じ境遇のワーホリの人も多いから、情報共有が出来たり、英語に自信が無い人でも馴染みやすかったりするから、むしろメリットだと思ってるよ。

タウンズビルに居る日本人は大都市に比べて少なく、職場が全て日本人という場所はほぼありませんので、ローカルジョブを見つけるには良い地域です。

現在、政府がワーホリがセカンド(サード)ビザ取得のために認めている職種です。

黄色いアンダーラインものが、タウンズビルで取得しやすい職種だと思いますので、以下で個別に詳しく書いていきます。

The following industries and areas are approved for specified work:

  • tourism and hospitality in Northern or Remote and Very Remote Australia, from 22 June 2021
  • plant and animal cultivation in regional Australia
  • fishing and pearling in regional Australia
  • tree farming and felling in regional Australia
  • mining in regional Australia
  • construction in regional Australia
  • bushfire recovery work in declared bushfire-affected areas carried out after 31 July 2019
  • recovery work in flood, cyclone, or other severe weather-affected areas carried out after 31 December 2021
  • critical COVID-19 work in the healthcare and medical sectors anywhere in Australia, after 31 January 2020

政府の公式【Department of home affair】 webサイトより引用:

Specified work for Working Holiday visa (subclass 417) (homeaffairs.gov.au)

仕事の種類

ツアーリズム、ホスピタリティの仕事

2021年から、新たに加わった選択肢の一つです。

人気なのはバリスタフロントスタッフ。カフェやレストランでの仕事が出来ます。海が見える場所で、仕事とか憧れますよね。

そうです、皆働きたい場所なので、激戦区です。私が以前働いていた個人経営の小さなカフェは、フロントスタッフとして働きたい人が、多いときで1日10件ものレジュメ(Dorp offのみ)を落としていきました。メールで直接送ってきたレジュメも含めたら、かなりの数になるはずです。ワーホリのほとんどが自国では違う職業(オフィスジョブ)の人が大半なので、自国でホスピタリティ経験者+バリスタであれば自信を持ってください、採用率は高まります。

ワーホリの人達は日本人だけでなく世界各国から来ています。私のカフェでの元同僚は、イングランド出身、スコットランド出身、アイルランド出身等のネイティブスピーカーばかりでした。あとは地元のオージー達。

もじゃ<br>
もじゃ

あー、なんだか仕事見つけられるか不安になってきたよー

Gecko
Gecko

私の中ではジャパレスはおすすめだよ。私のワーホリ時代はジャパレスからスタートして、慣れない海外生活で同じ日本人に助けてもらったこともあるしね。

日本人の中には、通称ジャバレス(ジャパニーズレストランの略)では英語が学べないと言って、毛嫌いする人もいますが、日本人だからこそ採用率が高まる場所です。例えば、あなたがイタリアンのレストランに行って、イタリア人が働いているんだから、きっと美味しいに違いない、と思うはずです。

ジャパレスも同じです。日本人という風貌だけで、お店にとってのアドバンテージになる + 英語に自信が無い場合は、同僚の日本人から日本語で教えてもらえる、というメリットもあります。

また、日本食レストランで働いている日本人にはネイティブから英語力をあまり求められない、という私の偏見ですがそんな気もします。例えば、日本にあるインド料理屋でのインド人が、日本語がたどたどしくても、許容出来ると思います。お客さんは日本の文化や食に興味がある人が多く、日本の知識(地理や歴史)があると、ちょっとした日本の事を盛り込んだ会話ですごく喜んでもらえたりもします。多少英語がたどたどしくても、日本食レストランに来るお客さんは英語での完璧なサービスを求めていないので、お互いにハッピーになれる環境です。

または、日本人が居ない日本食レストランもあります。そういったお店は主にオーナーが日本人以外のアジア人が多いです。例えば寿司トレイン(回転寿司)や、テイクアウェイの寿司店はこちらでは人気な日本食ですが、日本人が一人も居ない、というお店も沢山あるので、狙い目です。

また、調理の経験がある人はキッチンハンドやクック、シェフの仕事も狙えます。こちらはフロントスタッフより競争率は低いですが、英語を話す機会は減るかもしれません。しかし海外の食材や調理方法を知れるチャンスなので食に興味がある人には向いているかもしれません。

他の業種としては、ホテルのクリーナーの仕事もワーホリに人気です。客室の清掃などは、主に昼間仕事になるので、夜はゆっくりしたい人や、朝が苦手な人にはおすすめです。個人的な感覚としては、日本人で働いている人をあまり見かけませんが(サウスアメリカや東南アジアの人が多い印象)、基本綺麗好き + きっちり仕事をこなす繊細な日本人には向いていると思います。こちらも英語を話す機会は減りますが、黙々と作業するのが好きな人、またtipsをもらえる機会が有るとか、無いとか。

コンストラクションの仕事

日本人はあまり見かけませんが、ヨーロピアンやサウスアメリカ、東南アジア系の人が多い印象です。

こちらでコンストラクションの仕事をするには、”White Card”と呼ばれるものを取得しなくてはなりません。オンラインで簡単に取れ、州ごとによって多少内容は違いますが、他の州に移った場合も有効です。民間企業でも発行しているので、一度落ちても再度違うところでは取れたりもしますので、現場仕事がしたい方は諦めずに資格は取得して下さい。

また基本サイト(現場)に直行直帰となるため、車は必須です。大きな会社では車支給もあるそうですが、稀です。ガソリン代は自費になりますが、タックスリターン時に経費として計上出来るので、レシート保管を忘れずにして下さい。専門分野にもよりますが、作業服(大体は名前が入ったシャツのみ支給)や作業靴($200~$300くらい)を自分で揃えなくてはなりません。道具(ハンマーやドライバー等)も基本自分のものを使いますがこちらもタックスリターン時に経費として計上出来ます。

給料は他の職種の1.5倍くらいといった感じでしょうか。物件によっては土日の深夜の作業でトリプルペイ!も夢ではありませんが、通常は平日昼間の仕事なので、土日や夜はゆっくりしたい人にはおすすめです。

やはり力仕事が多いので、女性の姿は少ないですが、”slow and stop” の仕事(交通誘導員)は女性でも良く見かけます。この仕事は一日講習を受けて、簡単なテストをパスすれば資格が取れます。そして、紫外線の強いオーストラリアで、日中道路の真ん中に長時間立てる自信がある方にはおすすめです。

ファームの仕事

もじゃ
もじゃ

昔はセカンドと言えばファームジョブが主流だったよね。

Gecko
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私はファームジョブ経験者では無いけど、同時期に来たワーホリの人たちは皆ファームに行っていたなー。

タウンズビル周辺には、ワーホリが働いているファームもあります。通うには少し遠い距離になるので、休日にタウンズビルに買い出しに来る、パターンになるかなと思います。

QLDは温暖な気候なので、ファームで多いのは、イチゴやブルーベリー、バナナやマンゴーのピッキング、パッキングは主に女性に振り分けられると聞きます。フルーツや野菜はシーズンがあるので、長期間ファームで働きたい人は必然的にシーズン度にファームを移動しなくてはなりません。

ピッキングは歩合制が多いですが、パッキングは時給制が主流のようです。ピッキングで体力があり仕事が早い人は、半年で300万貯めた人がいたり、逆に一週間に$250しか稼げず、家賃の支払いで給料が消えたりなんて話も聞きます。

稼げるか、稼げないかはシーズンものなので、その年の天候や、仕事を始めるタイミングや、その時の求人倍率だったりと些細な事が明暗を分けたりするのも事実です。雨天が続いたり、天候により収穫量が前年より激減したりと、絶対的に連続して働ける事は無いと思って、時間的な余裕をもってトライすることをお勧めします。

番外編:マイニングジョブ

あまりワーホリでマイニングの仕事をしている人を聞いたことがないのですが、体力に自信があるならマイニングジョブ(FIFO:Fly in Fly outと呼ばれ、飛行機で行くタウンズビル周辺都市=僻地)が稼げる仕事です。

マイニングは発掘作業で、未開拓地に住み込み、または最寄りの小さな町を拠点に仕事をしていきます。必要人員としては作業員はもちろん、住まいを管理するアコモデーションのクリーナーや、3食を支給するシェフ、といった職業も含まれます。

タウンズビル周辺には多くのマイニング地域があり、多くの地元民もタウンズビルを拠点に働いています。マイニングジョブはどの職種(コンストラクション系や、クリーナー、シェフ等)でもオージー達に人気ですが、一定期間だけ稼いで、辞める人も多いです。本当に労働条件が過酷(体力に自信のある方にはおすすめ)+家族や友達との時間の確保が難しいので、日々のプライベートな交流を持ちたい方には不向きです。

因みによくある労働条件は、現地に住み込みで1日12時間、2週間休み無く働き、1週間休みといった感じです。アコモデーション、食事は支給されるので、給料のほとんどが自分が自由に使えるお金です。休みは1週間ですが、休みの前後1日は帰宅する移動日になるため、実質5日休みが多いようです。会社によっては、現地までの交通費(飛行機代や、空港からの移動のタクシー代)が支給されない場合もあるので、コントラクトの内容には注意が必要です。

まとめ

コロナ後の急激な人員不足により、2021年からリージョナエリアにてホスピタリティの仕事でセカンド(サード)を取得出来るようになり、ファームジョブには自信の無い人も選択肢が出きました。

タウンズビルでは主に上記で上げた職種でセカンド(サード)を取得出来ますが、セカンド(サード)ビザ取得労働日数に余裕をもって仕事をすることをお勧めします。

ワーホリの雇用形態は主にカジュアルなので、当日の出勤キャンセルや、出勤時間のカットは良くあります。また、レジュメを配った本命の仕事先から、1か月後に連絡がきて、欠員の人員を探している、という連絡も珍しくありません。カジュアル雇用は雇用主だけでなく、雇用者にもすぐに辞められるという利点があるので、チャンスを逃さないで好きな仕事に就く機会がこちらにも有ります。

直ぐに辞められると言っても、辞め方やそれまでの仕事ぶりで円満に辞めることが一番だと思います。万国共通、オーストラリアでも狭い田舎の情報網は侮れないので、悪い噂は直ぐに広まります。

また、今後の日本人ワーホリの人達の為にも日本人代表という意識をもって仕事をし、時間が限られたワーキングホリデービザの中で、自分に合った素敵な職場が見つかることを祈っています。

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