なぜ、ホスピタリティーでセカンドが取れるようになったのか?私的見解。

ワーホリ

ワーホリがセカンド(サード)ビザをホスピタリティで取得できる理由

始めにここで話すホスピタリティーの仕事とは主に接客業になります。

  • ホテル業
  • 飲食店
  • 直接的な旅行業

詳しい定義はこちらから

Specified work for Working Holiday visa (subclass 417) (homeaffairs.gov.au)

以下の職業は主な例です。

a chef in a restaurant (レストランのシェフ)
a guest service agent in a hotel (ホテルでゲストへのサービス)
a dive instructor(運転手)
a tour bus driver. (観光バスの運転手)

もじゃ
もじゃ

前はセカンドはファームジョブってイメージだったけど、なぜワーホリの人達が、ホスピタリティーの仕事でセカンド(サード)を申請出来るようになったの?

Gecko
Gecko

私の憶測だけど、この2つが理由かなと思ってるよー。

_外国人労働者の減少

COVIT-19 流行時、幸運なことにタウンズビルは大都市(シドニーやメルボルン)に比べ、感染者も極端に少なかったため、ほとんどの飲食店は長期休業せずに済みました。

感染対策の為に飲食店の営業形態の規制(タウンズビルでのロックダウンは実質一週間しかありませんでしたが、テイクアウェイのみの営業や営業時間の縮小)や人々の外出自主規制により飲食業界は人員余剰。

学生ビザや永住権を持たない海外労働者が職を失い、帰国せざるを得なくなりました。

その後、COVIT-19も収束に向かい、海外からの入国規制も無くなり通常に戻るはずが、どこのお店も今度は人員不足。

移民国ならではの問題ですね。

2_オージー達がホスピタリティー業界で働きたくない

これは私個人(いや、皆が思っているハズ)の意見ですが。。。

オージーたちがコロナ時に職種的に休職せざる得ない場合、会社が通常に戻るまで人員を確保しておくための政策として”Job keeper payment” が始まりました。この政策は政府から会社に1人当たり2週間で$1500 支給するというものでした。現在は最低賃金が当時よりも上がっていますが、当時は最低賃金に近い金額でした。

もじゃ
もじゃ

え、何もしないで月に約30万円くらい給料として入ってきていたんだ!

何もしたくない僕にはうらやましいなー。

Gecko
Gecko

私は当時、永住権が無いので(今もまだ無いが。。。)、その恩恵は受けられなかったよ(泣)

永住権が無い、私と同じ外国人労働者は、貯金を崩して生活してたからなー。私は有難いことに当時の職場が配慮して仕事をくれたから、失業することは無かったから感謝してるけどね。

そうです、頭の良いオージー達はこの時に知ってしまったのです。。。

キツくて低賃金の仕事をしなくても、同等、いやそれ以上のお金が今、貰えていると。

仕事が休業中にtafe(日本に照らし合わせると職業訓練校だが、ほぼ専門学校)で資格を取り(オージー、永住権者は学費無料)ながら、Job keeper(政府の支給金は会社に払っていたので、実質給料)をもらい、転職活動をして、前職の仕事復帰時に転職完了!といった具合です。

多くの人がホスピタリティーの仕事に愛想を尽かし、ホスピタリティーの仕事には戻ってきませんでした。

このような背景から、以前のファームジョブや工場の仕事に加え、リージョナルエリアでのホスピタリティーもセカンドビザ申請の為の就労が出来るようになりました。。。と私は思っています。

まとめ

ホスピタリティーの仕事でセカンド(サード)が取れると言うことは、オーストラリアで人員が不足している仕事である=オージー達が仕事をしたくない職種、と言い換えることになります。

理由は接客業の為、週末の出勤必須、夜シフトや早朝シフト勤務になります。パブリックホリデーやスクールホリデー中は有給が取得が難しいという現状もあります。

仕事よりプライベートを重んじる国民性ですので、得に家族を持つ人にはあまり良い労働環境とは言えないのかもしれません。このような理由から、多くのオージー達はより良い労働環境(=家族との時間+賃金の良さ)を求め、ホスピタリティーの仕事から離れていくのかもしれません。

色々と背景を述べてきましたが、セカンドやサードを取るためのファームジョブは体力的に自信がないという人達にはチャンスが来た、他の人達にとっては仕事を選べる選択肢が広がった、ということには変わりは無いので是非挑戦してみてください。

私はこの仕事でプライドをもって仕事をしている人にも出会ってきました。ただ、純粋にホスピタリティーの仕事が好きな人達で、私の大好きな人達です。そして、そのような人達は経験を積んだ後、皆一様に独立して自分の店を持つ or 会社である程度高い地位に行きマネージメント重視な仕事環境に移行していきます。そのような状態になれば、プライベートの時間も自分次第で調整出来るので、一貫して環境が悪い仕事では無いし、誇りをもってするべき仕事だと私は思っています。

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